【Fraise通信】チーズケーキの由来は?ガトーショコラの名前はどこから来たの?の疑問に回答

Fraise通信について

Fraise通信とは、Fraiseのお店の内容やスイーツのことについて紹介するコーナーです。Fraiseでは、中身がとろけるチーズケーキやまるで生チョコのようなガトーショコラなどを取り扱っています。これらのケーキのこだわりの味を伝えるために、ケーキ業界のことをもっと知ってもらうために、Fraise通信ではためになる内容が日々届けられています。

 

チーズケーキの歴史について

Fraiseで看板商品のチーズケーキですが、その歴史についてはご存知でしょうか。チーズケーキが誕生したのは一説によれば、古代ギリシャ時代だと言われています。その当時は「トリヨン」と呼ばれていた料理で、小麦粉に牛乳、卵、チーズを混ぜてからゆでたもので、ケーキというよりはプリンに近い形をしていました。紀元前776年開催の古代ギリシャオリンピックでは、すでに出場選手たちにトリヨンが振る舞われていたようです。このトリヨンがギリシャからヨーロッパ各地に広まっていき、徐々にレシピを変えながら現在のレシピに変化していき全国に広がっていったという説が有力です。

 

そして、現在のチーズケーキに近いレシピは中世の時代に生まれました。ベイクドチーズケーキに近い形をしていたようです。日本に伝来したのは、それからかなり遅く、明治時代の頃です。1873年出版の「万宝珍書」の書物の中にその記述があります。「万宝珍書」とは、外交交渉のために幕府の随行人としてフランスに渡った須藤時一郎という人物が書いた書物です。須藤時一郎は時のナポレオン3世に謁見したという人物でも有名です。「万宝珍書」には甘い菓子の製法が書かれていて、その一つにチーズケーキが書かれています。

 

しかし、当時は日本ではあまり受け入れられず、チーズケーキが脚光を浴びるのは、それから90年先のことでした。第2次世界大戦の1960年頃のことです。日本で初めて一般に販売されたのはクリームチーズケーキで、それからまたたく間に人気になりました。

 

ちなみに、ぷるふわっとした感触が楽しめる日本で人気のスフレチーズケーキは、海外発祥のものではありません。日本発祥のものであると海外で認識されています。

 

ガトーショコラの名前の由来

Fraiseでは「しっとりショコラ」や「しっとりショコラクリーム」など、ガトーショコラを販売しています。このガトーショコラですが、正式名は「ガトー・クラシック・オ・ショコラ」と言います。ガトーとは、フランス語で焼き菓子全般のことです。だから、クッキーなどにもガトーという名がついています。フランス菓子店では、ガトーショコラのほかにガトーと名前がついているお菓子が多いのが特徴です。例をあげると、「ガトーオペラ」「ガトーマロン」「ガトーフレーズ」「ガトーインビジブル」などがあります。

 

ガトーと同じようなもので、バームクーヘンがあります。バームクーヘンとは直訳すると木のケーキと言い、バームは木で、クーヘンは○○ケーキ、〇〇菓子みたいな感じで使われています。