Fraiseの自信作はなんといってもチーズケーキでしょう。自他ともに認めるナンバーワンの座を獲得した裏側にはいくつもの工夫が隠されています。季節のケーキやタルトをダントツで追い抜き、「Fraiseの看板商品」になった理由の一つは材料へのこだわりです。
Fraiseの自慢のケーキはここがすごい
一番人気の「とろけるチーズケーキ」は1日120個製造していくのだとか。他のお店のチーズケーキと何がそんなに違うのか、それはおいしさがにじみ出ている外観を見るとすぐ納得できます。Fraiseのチーズケーキはその名も「とろけるチーズケーキ」。もともとチーズケーキは国やパティシエによって、味や食感のバリエーションに幅があります。NYチーズケーキのような濃厚でどっしり感がたまらないものもあれば、ふわっふわなチーズケーキもあります。「とろけるチーズケーキ」はその2つのいいとこどりをしたようなケーキなのです。外側はシンプルですが艶感のあるイエロー。そして側面はほんのり白く気品を感じます。ケーキをカットした断面からあふれ出すとろりとしたクリーム。さすがクイーンの風格です。Fraiseのチーズケーキは冷凍販売となっています。クール便で届くので冷凍されておりすぐにはおいしく食べられません。食べごろは冷蔵庫で8時間以上保存して、完全に解凍すると最もおいしい状態になります。
Fraiseが自慢のケーキという理由
さすが自信作というだけあって、いろいろとこだわりがあります。それはなんといっても素材のよさ。ケーキについてのこだわりポイントは、と聞かれたオーナーが即答するほど素材は本当にいいものを吟味しています。ケーキの色にも反映される卵は、地元愛知県でとれる養鶏場のブランド卵を特別に仕入れて使っています。チーズケーキには膨張剤がはいらないため、ふっくらとやわらかく仕上がるには卵の品質と材料を混ぜた時の空気の含み具合、そしてオーブンの焼き加減で決まります。チーズケーキに限らず、プリンや焼き菓子などには卵は必須アイテムですが、同じ製法でも材料が良くなるとお菓子は品質がぐんとアップするのです。さらにこだわりのポイントは、チーズケーキには欠かせないクリームチーズ。フランス産のクリームチーズをふんだんに使用しています。ここがfraiseの名前の所以ですね。チーズの消費が他の国と比べて圧倒的に多いのがヨーロッパ。特にフランスでは気候条件の良さから良質なクリームチーズが手にはいります。日本と比べると牛乳の質や脂肪分が高いので濃厚なクリームチーズが作れるのです。フランスでは毎日の生活にかかせないチーズ、そんな本場の味を惜しみなくチーズケーキに投入するのですから、いかに「とろけるチーズケーキ」がおいしくなるか納得できるでしょう。
自慢のケーキはこだわりが違う
厳選した素材を使って焼き上げる「とろけるチーズケーキ」は最後の仕上げにオーブンで焼き上げます。ここがオーナーの腕の見せ所です。食べ物は生きています。気温や湿度でその日の生地の具合は微妙に変わるのです。長年の経験と、パティシエの勘でオーブンの中のチーズケーキの焼き具合を観察していきます。こうして出来上がった自慢のケーキは、瞬間冷凍されインターネット注文や店舗で販売されます。